Flame Retardant(難燃性レジン)

Flame Retardant
在庫状態 : 在庫有り
¥49,000(税別)

( 税込¥53,900 )

数量

精度と表面品質、耐熱性に優れたUL 94 V-0の認定取得済の難燃性材料

剛性、耐クリープ性、機能性に優れた難燃樹脂部品を簡単かつ短時間でプリントいただけます。
Flame Retardantレジンは、自己消火性を備えハロゲンフリーで、優良なFST(炎、煙、毒性)評価、2.9GPaの引張弾性率、0.45MPaで112℃の荷重たわみ温度(HDT)を有しています。

高温環境や製造現場など過酷な環境で使用する治工具や設備機器の交換部品に

・航空機、自動車、鉄道車両など優れた表面品質が求められる内装部品に
・消費者向け電子機器または医療機器の筐体や内部部品に

材料特性

難燃性評価 結果 試験方法
UL 94 V-0 (3mm) V-1 (2.5mm) HB (1.5mm)
FAR 25.853 Appendix F, Part I
(a) (1) (ii) 12秒間垂直燃焼試験
合格(2.5mm)
煙毒性評価 結果 試験方法
煙の発生量:5mm試験片燃焼時 Ds @ 1.5 min Ds @ 4 min ASTM E662
19.5 285
煙の発生量:5mm試験片燃焼時 5 114 ASTM E662
ガス毒性評価 結果 試験方法
3mm試験片燃焼時のガス毒性

合格

CO:
56 PPM

HCl:
1 PPM未満

HCN:
7 PPM

HF:
1 PPM未満

SO2:
1 PPM未満

(NO + NO2)
NOx:
1 PPM未満

BSS 7239
機械的特性 洗浄のみ 70℃60分にて二次硬化時 80℃120分にて二次硬化時 試験方法
最大引張強さ 24MPa 38MPa 41MPa ASTM D638-14
引張弾性率 1.8GPa 2.9GPa 3.1GPa ASTM D638-14
破断伸び 20% 9.4 7.1% ASTM D638-14
曲げ特性 洗浄のみ 70℃60分にて二次硬化時 80℃120分にて二次硬化時 試験方法
曲げ強さ 36MPa 72MPa 75MPa ASTM D790-15
曲げ弾性率 1.3GPa 2.7GPa 2.7GPa ASTM D790-15
耐衝撃性 洗浄のみ 70℃60分にて二次硬化時 80℃120分にて二次硬化時 試験方法
ノッチ付アイゾット 19J/m 22J/m 22J/m ASTM D256-10
ノッチ無アイゾット 227J/m 241J/m 257J/m ASTM D4812-11
破壊特性 70℃60分にて二次硬化時 80℃120分にて二次硬化時 試験方法
応力拡大係数(Kmax) 1.05
MPa · m1/2
1.11
MPa · m1/2
ISO 20795- 1:2013(E),Section 8.6
破壊仕事 Work of Fracture 311J/m2 277J/m ISO 20795- 1:2013(E),Section 8.6
熱的特性 洗浄のみ 70℃60分にて二次硬化時 80℃120分にて二次硬化時 試験方法
荷重たわみ温度@1.8MPa 45°C 71°C 83°C ASTM D648-16
荷重たわみ温度@0.45MPa 55°C 94°C 111°C ASTM D648-16
熱膨張率20°- 80°C 98.6µm/m/°C 68.1µm/m/°C ASTM E813-13
ガラス転移点 (Tg) 101°C 130°C 144°C Peak of tan delta, Heating Rate: 3°Cpm
一般的特性 結果 試験方法
硬度 洗浄のみ:74D 二次硬化後:80D ASTM D2240
仮比重 1.25g/cm3 ASTM D792-20
粘度(25℃) 4500 – 5000cP
材料色 ライトグレー
電気的特性 結果 試験方法
絶縁耐力 15.1kV/mm ASTM D149
誘電率 3.83 ASTM D150, 0.5MHz
誘電率 3.82 ASTM D150, 1.0MHz
誘電正接 0.024 ASTM D150, 0.5MHz
誘電正接 0.025 ASTM D150, 1MHz
体積抵抗率 2.1 x 1015ohm-cm ASTM D257
アウトガス試験 結果 試験方法
真空環境下でのアウトガスによる質量損失比および再凝縮物質量比
Total Mass Loss and Collected Volatile Condensable Materials from Outgassing in a Vacuum Environment
合格
質量損失費 (TML): 0.87%
再凝縮物質量比 (CVCM): <0.01%
再吸水量比 (WVR): 0.2%
ASTM E595

耐引張クリープ性評価(ASTM D2990-17)

65℃の環境下にて荷重1.8MPaで試験したFormlabs材料の耐クリープ性測定結果

FormlabsのFlame Retardant(難燃性)レジンによる3Dプリント品は高い耐クリープ性を有していると言える。80℃にて 120分間の二次硬化を行ったFlame Retardantレジンサンプルは、70℃にて60分間の二次硬化を行った場合と比較して耐クリープ性が向上していることがわかる。一方で80℃・120分間の二次硬化済みFlame Retardantレジンサンプルは、 Rigid 10Kレジンのサンプルと比較すると耐クリープ性はやや劣る。また、70℃・60分間の二次硬化済みFlame Retardantレジンサンプルの耐クリープ性は、SLS材料のNylon 12パウダーと同様の挙動を示した。

耐薬品性

プリントおよび二次硬化後の10 x 10 x 10mmの立方体を、各溶媒に24時間浸漬した際の質量増加率

洗浄剤 24時間後の質量増加率
アセトン 2.1
漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム約5%) 0.3
Windex Powerized Formula(ガラス•表面クリーナー) 0.3
過酸化水素(30%) 1
石鹸水 0.2
TPM(トリプロピレングリコールモノメチルエーテル) 0.1
蒸留水 0.2
高濃度溶剤・酸およびアルコール 24時間後の質量増加率
塩酸(10%) 0.1未満
次亜塩素酸ナトリウム水溶液 0.1未満
水酸化ナトリウム水溶液(0.025% pH = 10) 0.3
塩水(塩化ナトリウム 3.5%) 0.2
IPA(イソプロピルアルコール) 0.2
過酸化水素水(3%) 0.2
酢酸ブチル 0.4
濃硫酸(30%) 溶解
工業用燃料 24時間後の質量増加率
ガソリン(ISO 1817、Liquid C) 0.1未満
トランスミッションオイル(Havoline Synthetic ATF) 0.1未満
エンジンオイル(Havoline SAE 5W-30) 0.1未満
ブレーキオイル(Castrol DOT-4) 0.1未満
ディーゼルオイル(Chevron#2) 0.1未満
パワーステアリングオイル 0.1未満
スカイドロール 5 0.1未満
油圧作動油 0.1未満
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 0.3
重質鉱物 0.1未満
軽質鉱物 0.1未満