設計+モノづくり
パーソナルモビリティ「TRITOWN」
ラストワンマイルを楽しく快適に移動するための電動パーソナルモビリティ
当社では、TokyoMotorshow2017に出展された「TRITOWN」のプロジェクトにヤマハ発動機様のデザイン、コンセプトに基づき具現化するため、本体の設計開発に参画するとともに、モノづくりも支援することで開発の一翼を担いました。
ヤマハがたどり着いたのは、転ばないバイクを目指して独自に開発してきた LMW(LeaningMultiWheel)テクノロジーを採用する電動モビリティ、それが「TRITOWN」です。
乗った人が自然に車体の中央に収まるハンドルやステップのレイアウトは人に寄り添って調和するため。
人が乗り、マシンとの美しい一体感が生まれることで「TRITOWN」のデザインは完成するのです。
「TRITOWN」のボディを構成するフレームやパーツのひとつひとつは、まるで生き物のように有機的なフォルムをもっています。
それは鳥の翼や魚の骨格、あるいは貝殻など自然界に存在する形や構造にインスパイアされた、Biomimicry(=生体模写)というデザインアプローチ。
カーブした形状のパーツやねじれたフレーム構造をデザインに取り入れて検証を重ねた結果、「TRITOWN」はよりコンパクトで軽く、かつ強度の高い車体を実現することができたのです。
バッテリーやコンポーネントも同様のアプローチで、小さくスタイリッシュなパッケージにまとめることができました。